【11月29日 AFP】オーストリア・ウィーン(Vienna)のシェーンブルン(Schoenbrunn)動物園は28日、生後3か月のジャイアントパンダの赤ちゃんに「福豹(Fu Bao)」と名付けたと発表した。

 8月14日生まれの福豹は、ここ6年に同動物園で生まれた3頭目のパンダ。同動物園は欧州で唯一ジャイアントパンダの自然妊娠に成功している動物園で、福豹の母親ヤンヤン(Yang Yang)と父親ロンフイ(Long Hui)の間にはこれまで、2007年に最初の赤ちゃん「福龍(Fu-Long)」が、2010年には「福虎(Fu Hu)」が誕生している。

 同動物園は中国の伝統に従い、生後100日が経つまで赤ちゃんの命名を待っていた。名前については中国当局とも相談したという。

 園長のダクマー・シュラッター(Dagmar Schratter)氏は、名前の由来について「竜やトラと同じく、ヒョウは勇敢で力強い動物と中国ではみなされている」と語った。

 福豹は生まれてまだ3か月を過ぎたばかりだが、体長は60センチ、体重は6キロにまで成長した。命名式は来月1日に予定されているが、まだ人見知りな福豹は出席しない予定だという。(c)AFP