パリ発砲事件の容疑者、94年の警官殺害に関与
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【11月21日 AFP】フランス・パリ(Paris)で18日に起きた連続発砲事件で、マニュエル・バルス(Manuel Valls)内相は21日、事件に関連して身柄を拘束された男の身元を、1994年に警官ら4人が殺害された事件に関与した罪で服役した経歴があるアブデルハキム・デカール(Abdelhakim Dekhar)容疑者と発表した。DNAが現場に残されたものと一致したという。
左派系新聞社リベラシオン(Liberation)本社と大手銀行ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale)本店前で発生した発砲事件では、男性1人が撃たれ重体となっており、容疑者の行方をめぐる大規模な捜索の末、20日に容疑者が拘束されていた。
年齢40代後半のデカール容疑者は、1994年に当時学生だったフロランス・レイ(Florence Rey)受刑者と交際相手のオードリー・モーパン(Audry Maupin)容疑者が起こした事件で、犯行に使われた銃を購入したとして98年に禁錮4年の有罪判決を受けていた。米国で殺人や強盗を繰り返したカップル「ボニーとクライド」をほうふつとさせたこの事件では、警官3人とタクシー運転手1人が殺害された。
■車の中で自殺未遂か
パリの検察当局によると、デカール容疑者は、パリ北西郊ボワコロンブ(Bois-Colombes)の地下駐車場で20日午後7時(日本時間21日午前3時)ごろ、車の中にいるところを発見され、身柄を拘束された。
捜査に近い複数の筋によると容疑者は発見当時、意識がはっきりしない状態だった。ある情報筋は、薬物を過剰摂取した可能性があると話している。
また、検察はデカール容疑者について、すぐに取り調べに応じられる状態ではないとしているが、詳細に関する説明はない。警察筋によれば、容疑者は現在、パリの病院で治療を受けている。(c)AFP/Nicolas GAUDICHET, Pauline TALAGRAND