【11月21日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は20日、GKビクトル・バルデス(Victor Valdes)が右ふくらはぎの負傷で6週間離脱すると発表した。バルデスは、スペイン代表が南アフリカ代表に0-1と屈辱の敗戦を喫した親善試合で負傷していた。

 世界最優秀選手に4度輝いているリオネル・メッシ(Lionel Messi)が長期離脱中のバルセロナにとって、31歳のバルデスの故障はさらなる痛手となる。

 クラブが発表した声明によると、バルデスはバルセロナ(Barcelona)市内で検査を行い、右足ふくらはぎの肉離れだと確認された。

 クラブは「完治までの時間はおよそ6週間」と発表している。

 バルデスがゴールマウスへ向かってバックステップを踏んだ際に負傷し、さらに試合にも敗れたことで、W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で優勝を飾ったヨハネスブルク(Johannesburg)へのスペイン代表の凱旋は、散々なものとなった。

 バルデスの状態については、スペイン代表の医療スタッフがすでに肉離れだと診断していたが、復帰に要する期間をはっきりさせるため、さらなる検査が必要だった。

 契約の切れる今季終了をもってリーグ王者のバルセロナを退団すると明言しているバルデスは、今季ここまで絶好調を維持していた。

 バルデスが復帰するまでの間は、ベテランGKのホセ・ピント(Jose Pinto)が代役を務めるとみられる。(c)AFP