【11月18日 AFP】米映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)は17日、女優アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんに人道支援活動をたたえるアカデミー賞特別賞「ジーン・ハーショルト博愛賞(Jean Hersholt Humanitarian Award)」を授与した。

 ハリウッド(Hollywood)で開催されたセレモニーの会場には、婚約者のブラッド・ピット(Brad Pitt)さん、息子のマドックス(Maddox)君も現れた。

 映画監督ジョージ・ルーカス(George Lucas)さんから賞を授与されたジョリーさんは、2007年に56歳でがんのため死去した母親について涙ながらに語った。

「彼女(母親)は私に愛と自信をくれた。そして、誰かの役に立てない人生に意味などないことをはっきり示してくれた」

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使として、2012年以降40回以上の任務に励んでいるジョリーさんは、世界を旅するようになって自分の責任を理解するようになったという。

「戦争、飢餓、レイプの被害者と会い、この世界の大半の人にとって、人生がどのようなものかということを知った。食べるものがあり、住む家があり、家族の健康と安全を守れる自分がどれほど幸運なのかということも」

 この日は、米コメディアンのスティーヴ・マーティン(Steve Martin)さん、英女優アンジェラ・ランズベリー(Angela Lansbury)さん、イタリア人デザイナー、ピエトロ・トシ(Pietro Tosi)さんにも同特別賞が贈られた。(c)AFP