【11月15日AFP】米ニューヨーク(New York)の裁判所は14日、米俳優アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)さんに対しストーカー行為や嫌がらせを行った罪で、カナダ人女優ジャンビエブ・サブラン(Genevieve Sabourin)被告(41)に対し、禁錮7月の判決を言い渡した。

 被告はボールドウィンさんとその妻のヒラリア(Hilaria Baldwin)さんに対し嫌がらせや脅迫を行ったとされ、判決では今後5年間の夫妻との接触禁止も命じられた。

 被告は公判で全ての罪状を否認し、肉体関係を持ったボールドウィンさんとの関係を終わらせたいとだけ主張。ボールドウィンさんに電話や電子メール送信を繰り返し、ロングアイランド(Long Island)の自宅やマンハッタン(Manhattan)のアパート、映画関連イベントの会場などに許可なく押しかけたことは認めつつ、「何も悪いことはしていない」と述べていた。

 13日に行った涙ながらの証言でサブラン被告は、2010年にボールドウィンさんと情熱的な一夜を過ごした後、結婚して子供を設けたいと夢見るようになったと語った。ニューヨークで夕食を共にし、被告のホテルで関係持ったと説明。翌朝起きるとボールドウィンさんはもういなかったが、その後も電話や電子メールで接触を続けていたと主張した。

 一方、12日に出廷したボールドウィンさんは2010年2月に被告と食事をした事実は認めたものの、性的関係を持ったことは否定。ヒラリアさんと婚約した2012年3月31日にロングアイランドの自宅に被告が突然現れるまで、被告とは会っていなかったと主張するとともに、数百通の迷惑メールを送り付け、ヒラリアさんにもマイクロブログのツイッター(Twitter)経由で「悪質な」メッセージを繰り返したと被告を非難していた。(c)AFP