■台風被害に遭った国のために戦うと誓うパッキャオ

 24日のリオス戦はパッキャオにとって負けることは許されない試合。しかしそれを控える中、フィリピン中部が台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)の被害に遭い、何千人もの人が犠牲になった他、数万人もが住む家を失った。

 パッキャオはフィリピンの国会議員をも務めているが、ローチ氏はパッキャオがトレーニングを中断して被災地を訪れることを禁じたという。

「彼は日曜日(10日)に被災地に行きたいと申し出たよ。でも試合日は迫っていて、トレーニングを止めるわけにはいかない。そう話し合った。パッキャオはたくさんの人が亡くなったので心がかき乱されていた」とローチ氏は話した。

「ジムでもよく話している。どれだけの人が台風の影響で亡くなったか、どれだけの人が被災したか。パッキャオはとても心配している。だけど試合に向けて専念するようにしている」

「これが大きな試合であること、負けはできない試合だということを彼は理解している。そしてさらに、彼は自分のキャリアのためだけではなく、国のために、フィリピンの人々のためにこの試合で勝たなければいけないと言っている」

 ローチ氏が話すところによると、パッキャオが自身よりも7歳も若いリオスに挑む準備は「90%」できているという。

 また、もしパッキャオがマカオで勝つことができたら、以前から期待されていた無敗の王者、フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)との対戦の前にマルケスとのリマッチを要求するという。

「もう一度マルケスと対戦したいんだ。もちろんメイウェザーにも挑みたいが、マルケスはラッキーだった。われわれはあの勝ち星を取り戻したいんだ」

 パッキャオは18日にトレーニングを終え、マカオへと旅立つ。米国での23日夜の中継時間に合うよう、試合はマカオ現地時間の24日朝に行われる。(c)AFP/Talek HARRIS