【11月14日 AFP】2001年の米同時多発テロで崩壊したニューヨーク（New York）の世界貿易センター（World Trade Center）の跡地で建設が進められていた高層ビル「フォー・ワールド・トレード・センター（Four World Trade Center、4WTC）」が完成し、13日に記念式典が行われた。

 4WTCは、2700人以上が犠牲になったテロの現場「グラウンド・ゼロ（Ground Zero）」（敷地面積6万4750平方メートル）で開業する最初のオフィスビル。ロウアーマンハッタン（Lower Manhattan）地区で行われた完成式典には、建物を設計した建築家の槇文彦（Fumihiko Maki）氏と、ニューヨークのマイケル・ブルームバーグ（Michael Bloomberg）市長も出席した。

 4WTCは、かつて世界貿易センターのサウスタワーがあった場所で、2008年に建設が始まった。公式ウェブサイトによると、72階立てで高さは297.7メートル。窓にはミラーガラスが使用されている。(c)AFP