【11月14日 AFP】米政府は13日、10月に始まった米医療保険改革(通称オバマケア、Obamacare)の下で初月に保険に加入した人はわずか10万人余りで、うち加入用ウェブサイトでの手続きを最後まで終えることができたのは2万7000人足らずだったと明らかにした。

 米厚生省によると、10月にオバマケアの加入申請をしたのは10万6185人。これは、米政府が来年3月末の加入期間終了までに見込んでいる加入者数のわずか1.5%にすぎない。ウェブサイト上で手続きを最後まで終えることができたのは2万6794人だった。

 野党共和党はオバマケアに「失敗」とのレッテルを貼り、米ホワイトハウス(White House)は不具合が相次いだ登録用ウェブサイト「Healthcare.gov」の修正に追われるなど、大きな政治問題になっていた。

 オバマケアの初月については、人々が保険のプランを見比べたり、期間終了まで時間があるために緊急性を感じなかったりするため、保険加入者数は少ないだろうと予想されていた。だが、10月の加入者数はオバマ政権が目標にしていると報じられていた50万人をはるかに下回った。(c)AFP