タントラ・マッサージは「遊興税」の対象、独裁判所が判決
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【11月13日 AFP】ドイツ南西部シュツットガルト(Stuttgart)の裁判所は7日、密教の一種タントラ(Tantra)に基づくマッサージが性的な快楽をもたらすものとして、サービスを提供する事業者には売春宿などと同じ税率が適用されるべきとの判断を下した。
この裁判は、市内にあるタントラ・マッサージのスタジオのオーナーが、2012年1月から2月の間に総額840ユーロ(約11万円)を「遊興税」として徴収されたことを不服として起こしたもの。しかし裁判所は、タントラ・マッサージを提供するスタジオには、「性的快楽のための機会を提供」する業種と同じ税率が適用されるべきとの判決を言い渡した。
裁判所の文書によると、スタジオのオーナーは「タントラ・マッサージはホリスティックな幸福と自我の目覚め」をもたらすもので、たとえ「生殖器周辺のマッサージも含まれていたとしても、施術の主な目的は性的快楽ではない」と主張し、行政庁に対し不服を申し立てていたという。
この原告の訴えに対して裁判所は「施術が性的快楽の提供を目的としたものであるかどうかが争点ではない」としたうえで、性器周辺のマッサージを含むサービスが「遊興税」の課税対象となるため、事業の規模から徴収金額が算出されたと説明した。判決に不服がある場合、原告は上訴することができる。
タントラ・マッサージは、タントラの伝統的な儀式にのっとって施術を行う全身マッサージだ。(c)AFP