【11月10日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ2013(AFC Champions League 2013)は9日、中国の広州で決勝の第2戦が行われ、FCソウル(FC Seoul)と1-1で引き分けた広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)が中国勢としては23年ぶりとなるアジア王者に輝いた。

 後半13分にエウケソン(Elkeson de Oliveira Cardoso)が先制点を挙げたものの、直後にFCソウルのデヤン・ダムヤノヴィッチ(Dejan Damjanovic)のゴールで同点に追いつかれた広州恒大だったが、2週間前に敵地で行われた試合で2-2と引き分けており、マルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)監督にとってはこの結果で十分だった。

 W杯優勝経験を持つリッピ監督は、集まった4万2000人の観衆の前で、大会を勝ち上がった選手たちと一緒にアジア制覇の喜びを分かち合った。

 広州恒大の優勝は八百長スキャンダルで降格処分を受けてから3年後の快挙となり、中国勢がアジア王者になるのは1990年の遼寧(Liaoning FC)以来となった。

 広州恒大がアジア王者に就いたことは、リッピ監督にとって大きな実績となった。

 2006年のサッカーW杯ドイツ大会で優勝しているリッピ監督は、1996年にユベントス(Juventus)で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を果たしており、アジアと欧州の主要大会でタイトルを手にしたことになる。(c)AFP/Neil CONNOR