【11月9日 AFP】イタリア・セリエAで首位に立つASローマ(AS Roma)は10日、昇格組のサッスオーロ(US Sassuolo)を本拠地に迎え、再び連勝街道を突き進むことを目指すが、その一方で、ユベントス(Juventus)対ナポリ(SSC Napoli)の結果にも当然注目している。

 ローマは前節のトリノ(Torino FC)戦を1-1で引き分け、今季初めて勝ち点を取りこぼし、新記録となっていた開幕からの連勝も10で止まった。

 その結果、2位ナポリと3位ユベントスはローマとの勝ち点差を3に詰めたが、今節はユベントスの本拠地で直接対決があるため、どちらか、または両者が勝ち点を落とすことになる。

 一方、ナポリとユベントスから勝ち点6差の4位につけ、どのチームが取りこぼしてもうれしいインテル(Inter Milan)は、本拠地サン・シーロ(San Siro)でリボルノ(Livorno)と対戦。試合にはクラブの新しいオーナーとなったエリック・トヒル(Erick Thohir)氏が、就任後初めてファンの前に姿を見せると報じられている。

 インテルと同じ都市に本拠地を置くACミラン(AC Milan)は、敵地でキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)と対戦する。現在のチーム首脳陣にとってキエーボ戦は、体制刷新を避けるためには勝利が絶対に必要な試合となる。

 完璧なスタートダッシュをトリノに止められてから一週間が経ち、ローマのミラレム・ピャネツ(Miralem Pjanic)は、多少の余裕を持って代表戦の中断期間を迎えるためにも、サッスオーロ戦では勝利が必要だと語った。

 ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のピャネツは、「次の相手はサッスオーロだし、首位のまま中断期間を迎えたい。3位以内に入るためには、最後まで気の抜けない戦いが続くだろう」とコメントしている。

 ローマにとっては、ユベントス対ナポリの結果は引き分けに終わるのが理想的だといえる。

 ピャネツは、「そうなれば嬉しいけれど、結果がどうなるかは分からない。まずは自分たちが勝ち点3を確保することが第一だ。だけど、もちろん彼らをもっと引き離したいと思っている」と語った。

■首位追走へどちらも負けられないナポリとユベントス

 ナポリが敵地ユベントス・スタジアム(Juventus Stadium)に乗り込む一戦は、今節の注目のカードとなっており、両チームはどちらも欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)でかなり前向きな結果を手にしている。

 ユベントスは本拠地でのレアル・マドリード(Real Madrid)戦を2-2の引き分けに持ち込み、グループBの最下位に沈みはしたものの、ガラタサライ(Galatasaray)、FCコペンハーゲン(FC Copenhagen)との勝ち点差は大きくない。

 一方、ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督が率いるナポリも、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に3-2で破り、16強進出に向けて前進しており、大きな自信を持ってユベントス戦に臨む。

 ユベントスは、シュテファン・リヒトシュタイナー(Stephan Lichtsteiner)とミルコ・ブチニッチ(Mirko Vucinic)がどちらも戦線離脱中のため、前線はレアル戦で好プレーを見せたカルロス・テベス(Carlos Tevez)とフェルナンド・ジョレンテ(Fernando Llorente)が先発するとみられている。

 また、アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督が好む3バックの一角には、出場停止のためレアル戦は不在だったジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)が復帰する。

 キエッリーニとともにDFラインに入るレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)は、「うちにはホームアドバンテージがあるから、それを最大限に利用しなければならない」とコメントした。

■低迷するミラン、キエーボ戦の結果が今後を左右?

 2シーズン続けて散々な前半戦を送っているACミランは、状況がさらに悪化しつつある。

 最近の報道によると、オーナーのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)氏の娘で、クラブの取締役を務めるバルバラ・ベルルスコーニ(Barbara Berlusconi)氏が、クラブ首脳陣の処分を示唆したとされている。

 そしてこれが何らかの影響を及ぼしたのか、ミランは報道の数日後に行われたチャンピオンズリーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)戦で、マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)を前半ベンチに置き、敵地で1-3の敗戦を喫した。

 3位のアヤックス(Ajax)にグループ2位の座を脅かされているとはいえ、通算7度のチャンピオンズリーグ優勝を誇るミランは、少なくとも大会でまだ生き残っている。

 しかし国内リーグでは現在、来季のチャンピオンズリーグ出場権を得られる順位から勝ち点16差の11位であることを考えると、ミランが来季もこの舞台に戻ってくる可能性は低い。

 ミランのサリー・ムンタリ(Sulley Muntari)は、クラブ専門チャンネルのミラン・チャンネル(Milan Channel)で、「この難しい時期を乗り越える。アウェーのキエーボ戦は簡単ではないが、勝てると信じて向かわなくちゃならない」とコメントした。(c)AFP/Justin Davis