【10月25日 AFP】13MLBは24日、ワールドシリーズ(7回戦制)の第2戦が行われ、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)が4-2でボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)に勝利し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。

 カージナルスは先発のマイケル・ワカ(Michael Wacha)が6回まで好投すると、7回にカルロス・ベルトラン(Carlos Beltran)の適時打などで3点を奪い、レッドソックスから逆転勝利を収めた。

 23日の試合で胸部を痛めたベルトランは、7回二死の場面で右翼に適時打を放ち、走者のダニエル・デスカルソ(Daniel Descalso)を生還させた。

 26日のシリーズ第3戦は、場所をセントルイス(St. Louis)に移して行われ、レッドソックスはジェイク・ピービー(Jake Peavy)、カージナルスはジョー・ケリー(Joe Kelly)の先発が予想されている。

 3万8436人の観衆を集めたレッドソックスの本拠地フェンウェイ・パーク(Fenway Park)で行われた試合の分岐点は、レッドソックスが2-1とリードして迎えた7回に訪れ、カージナルスはレッドソックスのエラーで逆転に成功した。

 ダブルスチールで走者を進め、デスカルソの四球で満塁の場面を作ったカージナルスは、マット・カーペンター(Matt Carpenter)が犠飛を放つと、レッドソックスは捕手のジェレッド・サルタラマッキア(Jarrod Saltalamacchia)が本塁への送球を捕り損ねた。

 サルタラマッキアの後方でカバーに入っていたレッドソックスのクレイグ・ブレスロウ(Craig Breslow)は、即座に三塁へと送球したが、ボールは高く逸れてしまい、カージナルスのジョン・ジェイ(John Jay)の生還を許した。

 そしてカージナルスはキャリア17年目にして初のワールドシリーズ出場となったベルトランの適時打で追加点を奪った。

 ワールドシリーズ初登板を果たしたカージナルスの新人ワカは、レッドソックス打線を相手に6回を投げて3安打、6奪三振、2失点に抑え、ポストシーズンの成績を4勝0敗としている。

 また、カージナルスの救援陣はカルロス・マルティネス(Carlos Martinez)が2イニングを三者凡退で終える素晴らしい投球を見せると、抑えのトレバー・ローゼンタール(Trevor Rosenthal)は、代打で登場したレッドソックスのダニエル・ナバ(Daniel Nava)をねじ伏せた。

 一方、レッドソックスは6回裏にデビッド・オーティス(David Ortiz)が2点本塁打を放ったが、先発ジョン・ラッキー(John Lackey)が7回途中まで投げて6奪三振を記録しながらも5安打、3失点で敗戦投手となった。(c)AFP/Gregory HEAKES