【10月22日 AFP】オーストラリア南西部ニューサウスウェールズ(New South Wales)州各地を襲う大規模な山火事で、消防当局は22日、延焼している2つのエリアを1つにつなぎ合わせる作業を行った。

 23日には気温が上昇し風の勢いも強まる見込みで、鎮火作業にとっては不利になりつつある。そのため2か所での延焼が制御不能な「メガ火災」となって、山のふもとのスプリングウッド(Springwood)の延焼と結合するのを防ぐため、消防当局は、端同士をつなげて「燃料」を枯渇させる作戦に出た。

 ニューサウスウェールズ州地方消防局(New South Wales Rural Fire Service)のシェーン・フィッツシモンズ(Shane Fitzsimmons)局長は、防火帯を作り火の手の進路を制御するバックバーンと呼ばれる手法を通じて2か所の延焼を「意図的、戦略的に結合した」と語った。(c)AFP