【10月19日 AFP】大規模な山火事が発生しているオーストラリア南東部では18日も消火活動が続き、これまでに1人が死亡した。気温が下がって風も弱まり、天候はやや改善したものの、ニューサウスウェールズ(New South WalesNSW)州ではなお各地で100件近くもの火災が広がっている。

 同州のシェーン・フィッツシモンズ(Shane Fitzsimmons)地方消防本部長は、状況はいまだ「極めて激しく危険」で、これまでに9万1000ヘクタールが焼失したと語った。

 シドニー(Sydney)の西にあるブルーマウンテンズ(Blue Mountains)では17日、大きな火炎が街を襲い、複数の通りが完全に焼け落ちた。

 これまでに報告された死者は1人で、シドニー北部のセントラル・コースト(Central Coast)の63歳の男性が自宅を守ろうとして心臓麻痺で死亡した。(c)AFP/Greg Wood