【10月22日 AFP】インドにおけるサッカー熱の高まりに伴って発足に向かう新たなプロサッカーリーグで、主催者がティエリ・アンリ(Thierry Henry)、ロベール・ピレス(Robert Pires)、エルナン・クレスポ(Hernan Crespo)といった名だたる元スター選手との契約に動いていることが21日、明らかになった。

 すでに現役引退を表明しているフレドリク・リュングベリ(Fredrik Ljungberg)氏、ドワイト・ヨーク(Dwight Yorke)氏、ルイ・サハ(Louis Saha)氏らの加入も明らかとなっている。全インドサッカー連盟(AIFF)と事業パートナーであるIMGリライアンス(IMG-Reliance)が主催する新リーグには、フランチャイズ制が導入される。

 新たに誕生するインディアン・スーパーリーグは1月から3月にかけて日程が組まれ、インド全土に散らばる8都市のチームが試合を行う。規定では外国人選手登録は9枠までとなり、残る13人は国内選手となる。

 IMGリライアンスの広報は「インドのサッカー界に革命を起こすという発想の下、新リーグを設立する」とコメントしている。同団体は世界規模でイベントを展開するマネジメント会社IMGと印コングロマリットのリライアンス(Relaiance)による共同企業体となっている。

 広報はAFPに対し、「インドの若者は欧州サッカーをよく見ている。それを踏まえて、私たちは欧州で活躍した選手が持つ高度な技術、経験、ファンを取り入れたかった」とも答えている。

 同広報によると、ヨーク氏、サハ氏、リュングベリ氏、ピレスがプレーすることは決定しているが、アンリについては「その可能性がある」と述べるにとどまった。

 リーグの対戦形式は、クリケットの国内トップリーグで採用されている方式を踏襲する予定となっており、同形式はバドミントンやホッケーといった他競技でも模倣されている。(c)AFP