【10月15日 AFP】(一部更新、写真追加)フィリピン中部のボホール(Bohol)島で15日朝、マグニチュード(M)7.1の地震があり、当局によるとこれまでに少なくとも73人の死亡が確認された。

 ボホール島では少なくとも57人が死亡。国の災害対策機関によると、人気観光地のセブ(Cebu)島で15人が死亡した。また、ボホール島に近い、白い砂浜で知られるシキホール(Siquijor)島で1人が死亡した。

 米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると、地震は午前8時12分(日本時間同9時12分)に発生。震源はボホール島東部バリリハン(Balilihan)から5キロの位置で、震源の深さは20キロ。バリリハンとセブは海峡を隔てて約60キロ離れている。

 地震の揺れで歴史的な教会や近代建造物などが倒壊したほか、地滑りで幹線道路が寸断されたとの被害報告もある。

 地震で被害を受けたセブおよび周辺の島々は、フィリピンでも屈指の人気観光地で、その1つのボホール島はチョコレートヒルズ(Chocolate Hills)や美しいビーチで知られる。(c)AFP