【10月12日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の欧州予選は11日、各地で試合が行われ、グループIのスペインは2-1でベラルーシを下し、本大会出場まであと勝ち点1と迫った。

 後半にシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)とアルバロ・ネグレド(Alvaro Negredo)が得点を挙げたスペインだったが、厳しい戦いぶりで見事なボール回しは影を潜め、試合終盤にはセルゲイ・コルニレンコ(Sergei Kornilenko)に1点を奪われた。

 勝利したスペインはグループ首位を守り、2位のフランスに勝ち点3差をつけた。15日にはアルバセテ(Albacete)で行われる予選最終戦でグルジアと対戦する。

 ビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督は、初代表のミチュ(Miguel Perez Cuesta 'Michu')を前線に配置し、GKではイケル・カシージャス(Iker Casillas)ではなくビクトル・バルデス(Victor Valdes)を起用した。

 しかし、前半にチームが効果的な戦いぶりを見せられなかった中、ミチュの貢献も少なく、チャンスをものにすることはほとんどできなかった。

 デル・ボスケ監督はハーフタイムにナチョ・モンレアル(Nacho Monreal Eraso)に代えてアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)、さらに後半途中にミチュを下げてネグレドを投入した。

 すると後半16分、シャビがペナルティーエリア端のこぼれ球をボレーシュートで蹴り込み、代表戦通算12ゴール目を挙げてスペインが先制した。

 その後も試合を支配したスペインだったが、後半33分の追加点までは得点を奪うことはできなかった。

 ペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)のフリックオンを受け、右サイドを駆け上がったセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)がピンポイントクロスを上げると、ネグレドが代表戦ここ4試合で3得点目となるゴールを決めた。(c)AFP