【10月9日 AFP】1962年に36歳で亡くなった米女優のマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)が鼻や顎の美容整形手術を受けていたことを示す医療記録が11月10日に米ハリウッド(Hollywood)のビバリーヒルズ(Beverly Hills)にある競売会社ジュリアンズ・オークションズ(Julien's Auction)で競売に掛けられることが分かった。同社が8日、明らかにした。

 ジュリアンズ・オークションズは、「マリリン・モンローは1950年に初めて美容整形手術を受けたと報じられていたが、彼女の外見に不自然なところが全くなかったので、そうした報道やうわさは多くの人には信じ難い話だった。具体的にどんな手術をしたのかについても、長い間謎のままだった」と述べている。

「医療記録は、モンローが早い時期に受けていた美容整形手術に関するあらゆる疑問を解消するとともに、美容整形手術を受ける人が多くなかった時代にモンローを変えた手術の詳細を明らかにするものだ」(同社)

 医療記録によると、モンローは1950年に顎に軟骨を移植する手術を受け、医師は当時、「軟骨はいずれ分解されていく」と説明していた。記録には、この手術が鼻形成術と同時に行われていたことが示されている。モンローは「マリリン・ミラー(Marilyn Miller)」をはじめいくつもの偽名を使っていた。1958年7月からは主に「顎の変形」を訴えて医師の診察を受けていた。

 モンローが1956年に英国で好中球減少症を発症していたこと、1957年にニューヨーク(New York)で子宮外妊娠のため診察を受けていたことを示す医療記録も売りに出される。オークションにかけられる中で最も新しい診察記録は1962年6月7日のもの。真夜中に転倒したために鼻の腫れと圧痛を訴え、鼻の骨と歯を写した6枚のレントゲン写真が含まれている。この時は「ジョアン・ニューマン(Joan Newman)」の偽名を使っていた。(c)AFP