【10月7日 AFP】中国・北京(Beijing)では先週末、煙霧が覆うほど大気汚染が悪化し、中心部や観光名所は霞がかかったような状態となった。

 北京市環境保護観測センター(Beijing Municipal Environmental Monitoring Center)はウェブサイト上で6日、同市の6つの中心地区では、大気の汚染度を示す大気質指数(Air Quality IndexAQI)が225から245に達したと発表した。国営紙の新京報(Beijing News)によれば、この数値は6段階中のレベル5に相当する。300を超えると、最悪の状態であることを示すレベル6となる。

 だが一方、在中米国大使館は、より高い汚染度を示す数値を公表している。6日の朝、同大使館は米国籍保持者に宛てた電子メールで、4日の午後8時からの24時間で大気質指数(AQI)は平均300を超えており、夜間には400を超えていたと発表した。さらに、米環境保護局(US Environmental Protection AgencyEPA)によると大気質指数(AQI)が301を超えると人体にとって危険な状態であるため、屋外での運動は全て避けるようにとの指示が出されている。(c)AFP