【10月2日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)の元スーパースター、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏が、1日に発表されたビデオゲーム『NBA 2K14』のプロモーション映像に出演し、時代の異なる選手と対戦できるならば、誰と戦ってみたいか話した。

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 現在50歳で、1990年代にシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)を6度のファイナル制覇に導いたジョーダン氏は、キャリア全盛期の状態でマイアミ・ヒート(Miami Heat)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)と1対1で対戦したら、勝てるかもしれないと考えているという。

 また、同じくヒートのドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)、 元選手のジュリアス・アービング(Julius Erving)氏、エルギン・ベイラー(Elgin Baylor)氏、ジェリー・ウェスト(Jerry West)氏にも「負ける気はしない」と話す。

 その一方で、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)には勝てない可能性があるとジョーダン氏は語った。

「コービーは私の動きを真似ているので、私は負けるかも」

 これを受けて、ブライアントはツイッター(Twitter)に「それがドミノ効果というものだ。僕は彼(ジョーダン氏)の動きを真似したし、今の時代の選手たちは僕の動きを真似している」と投稿。歴史のサイクルは繰り返すものだと述べた。

 一方、同ビデオゲームのパッケージカバーを飾っているジェームズは、ヒートがプレシーズンのトレーニングを行っているバハマでマイアミ・ヘラルド(Miami Herald)紙の取材に応じ、「(ジョーダン氏のコメントは)僕のゲームのためにだったのか?それはいい宣伝になる」と話した。

 昨季ヒートをファイナル2連覇に導いた他、通算4度目のNBAレギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)に選出されたジェームズは、ジョーダン氏と対決した場合どういう結果になるか、気にはなるという。

「だけどそれが実現することはない。いい会話のネタだけどね」

(c)AFP