【9月20日 AFP】スペイン東海岸アリカンテ(Alicante)の空港で19日、手荷物受取所のベルトコンベヤーが生後5か月の赤ちゃんを乗せたまま動き出し、この赤ちゃんが死亡する事故が起きた。

 空港当局によると事故は19日午前2時ごろ、ベビーカーなど大型手荷物の受取所で起きた。死亡した赤ちゃんは、米国籍の母親とカナダ国籍の父親と共に英ロンドン(London)から同空港に到着。大型手荷物受取所のベルトコンベヤーの上に乗せられていたが、両親がよそ見をしていて気付かない間にコンベヤーが動き出したという。

 赤ちゃんが直接ベルトコンベヤーに乗せられていたのか、ベビーキャリーごと置かれたのかは不明。空港常駐の医療スタッフが赤ちゃんの蘇生を試みたが、手の施しようがなかったという。

 スペイン治安警察は、警察が当時の状況について捜査していると述べつつ「不注意が招いた事故の可能性が高い」との見方を示した。(c)AFP