【9月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)のグループリーグ初戦、FCバーゼル(FC Basel)を控え、チェルシー(Chelsea)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督はグループリーグ敗退に終わった昨季の雪辱を果たすことを誓いつつ、今回の「卵」は「自然な環境」で育てるとコメントした。

 チェルシーは18日、グループEの開幕節で本拠地にスイス王者のバーゼルを迎え、モウリーニョ監督は6年ぶりにチェルシー指揮官としてチャンピオンズリーグを戦う。

 今夏にスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)を退団し、チェルシーへ復帰したモウリーニョ監督には、才能あふれる若手がそろった発展途上のチームを成長させるという仕事が課されており、期待を軽視するのにやっ気になっているようにみえる。

 2007年にクラブを退団する直前に使った卵の例えを出され、手元には今どんな卵があるかと問われたモウリーニョ監督は、次のようにコメントした。

「美しい若い卵がある。母親が、この場合は父親が必要な卵がね。世話をし、冬の間ずっと温め、羽毛で覆ってやり、手をかけて育ててやっていると、ある日季節が変わる瞬間がやってきて、日が昇り、そこで殻を割ると、トップレベルで躍動する準備が整っている」

 モウリーニョ監督のチェルシーでの第1次政権は、2007年の9月18日、ノルウェーのローゼンボリ(Rosenborg)との試合に1-1で引き分けて終わりを迎えた。モウリーニョ監督は、チェルシーの未勝利が3試合に伸びることとなったその試合の直前に、もって回った卵の例えを使っていた。

 後にロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)オーナーとその補強方針に対する捨てぜりふだとわかった会見で、モウリーニョ監督は「スーパーへ行けば一級、二級、三級と卵がある。他より値段の高い卵もあれば、より良質なオムレツが作れる卵もある。一級品の卵が高級スーパーにしか置いていないのに、そこへ買いに行けないのであれば、問題を抱えることになる」とコメントした。

 昨シーズン、チェルシーは史上初めて前回大会王者としてグループリーグ敗退を喫した。その後出場したヨーロッパリーグ2012-13(UEFA Europa League 2012-13)の準決勝ではバーゼルを下し、最終的にタイトルを獲得したが、モウリーニョ監督はその大会に興味を示してはいない。

「グループリーグの初戦は勝利で飾りたい。チェルシーは昨シーズン、チャンピオンズリーグという自然な環境から外れた。チェルシーはチェルシーのためではない大会に出場した。それを繰り返したいとは思わない」

「チームの若手には重要なこと。チャンピオンズリーグという大きな舞台、そこでプレーすることは非常に大切なことだ」

 ブルーズ(Blues、チェルシーの愛称)で再び欧州を席巻することを目指すモウリーニョ監督は、バーゼルが一筋縄ではいかない相手であることを確信しているが、チームがここ10年のリーグ戦で最悪のスタートを切っていることは意に介していない。

「(14日のエバートン(Everton)戦で)われわれは1敗した。明日に開幕するのはチャンピオンズリーグで、試合はゼロ、勝ち点はゼロだ。私は過去ではなく、未来に集中している」

「今は状況が違う。われわれはチームの構築段階にあり、才能豊かな選手は多くいるが、彼らは経験が少なく、長い期間、団結して仕事をするためのサッカー哲学にも欠けている」

「私は結果に執着していないし、チェルシーも執着していないが、私は3度目のチャンピオンズリーグを取りたいし、チェルシーに2度目のチャンピオンズリーグ制覇をもたらしたい。明日はその道のりの始まりだ」

「ドラマはない。落ち着いているし重圧もない。ノープロブレムだ」

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