【9月17日 AFP】米首都ワシントン(Washington D.C.)にある海軍施設で16日に発生し、13人が死亡した銃乱射事件で、現場に居合わせた海軍士官は同日、わずか1メートルほど離れた場所にいた同僚が頭を撃たれた時の状況を語った。

 銃を乱射している人物がいると聞き、建物内にいた職員らが一斉に外へ逃げ出す中、施設の整備部に務める同僚が銃弾に倒れた、とティム・ジーラス(Tim Jirus)海軍中佐は記者団に語った。

 ジーラス中佐は米CNNテレビの取材に対し、施設内の別の場所から「くぐもった銃声」のような音が聞こえたため、同じ部署にいた職員らを避難させたと語った。「モデルガンを撃っているような音、あるいは、小口径の銃のようだった。それから1、2分して誰かが『みんな、外へ出ろ』と叫びながら廊下を駆け抜けていった」

 何が起きているのか理解できないでいると、整備部の男性職員が話しかけてきた。「彼は私に近寄ってきて、建物内で銃を撃っている者がいると聞いた、と言った。たぶん3フィート(約1メートル)くらい離れて話していたら、さらに銃声が2発聞こえて、彼が倒れた。そこで初めて、私は走って逃げ始めた。彼は死んだに違いない。頭を撃たれたから」

 3階のオフィスにいた文民職員のテリー・ダラム(Terrie Durham)さんは、犯人が何も言わずに自分と同僚に向けて発砲したが、銃弾は当たらなかった、と米NBCニュース(NBC News)に語った。「遠かった上に弾丸が外れて、私たちは運が良かった」

 ダラムさんの同僚トッド・ブランディッジ(Todd Brundidge)さんは犯人の様子について、背筋が凍るほど超然とした態度だったと語った。「無言で銃を構えると、撃ち始めた。何も言わなかった」

(c)AFP/Raphaëlle PICARD