【9月17日 AFP】イタリア・セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)は16日、所属選手のマリオ・ゴメス(Mario Gomez)がけがのため最長で7週間、戦列を離脱することを明らかにした。

 ゴメスは15日、フィオレンティーナが1-1で引き分けたカリアリ(Cagliari Calcio)戦で右膝の靱帯を損傷した。
 
 ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)から今季加入したゴメスは、ヴィンチェンツォ・モンテッラ(Vincenzo Montella)監督にとって鍵となる補強選手の1人だったが、カリアリ戦の後半4分、相手GKミカエル・アガッツィ(Michael Agazzi)と交錯し、担架で運び出された。

 試合後、伊ANSA通信はゴメスの負傷が「側副靱帯の部分的損傷をともなう膝の捻挫」であると報じていたが、16日のスキャンで、実際は「重症レベル2度の膝の側副靱帯損傷」であることが発覚した。

 クラブの声明によると、回復には「6~7週間」を要するという。

 この期間、ゴメスはセリエAのリーグ試合だけでなく、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2013-14)でも欠場を強いられることとなる。フィオレンティーナは19日のグループリーグ初戦でFCパッソス・デ・フェレイラ(FC Pacos de Ferreira)を本拠地に迎える。

 また、ゴメスはドイツ代表にも名を連ねているが、あと2試合残っている2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選への出場も危うい状態となっている。ヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督率いるドイツ代表はまだ本大会出場を決めていない。(c)AFP