【9月11日 AFP】女子の教育を受ける権利を訴えて昨年10月にイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動（Tehreek-e-Taliban Pakistan、TTP）」に頭部を撃たれ重傷を負ったパキスタンの少女、マララ・ユスフザイ（Malala Yousafzai）さん（16）の初の肖像画が11日から、英ロンドン（London）のナショナル・ポートレート・ギャラリー（National Portrait Gallery）で一般公開される。

　英国の著名肖像画家ジョナサン・ヨー（Jonathan Yeo）氏が手がけた縦1メートルの油絵で、マララさんが宿題をしているところを描いている。

　同ギャラリーによると、1月まで展示された後、女子が教育を受ける権利を訴えるマララさんの活動資金を調達するために、売却されるという。

　ヨー氏は、「この肖像画が、強大な力と知恵を持ちながらも傷つきやすさや若さを併せ持っている人という、軽い逆説を表現できていれば」と話している。(c)AFP