クローゼの代表最多タイ得点でドイツ快勝、W杯欧州予選
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【9月7日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の欧州予選は6日、各地で試合が行われ、グループCのドイツは、3-0でオーストリアを下した。 ドイツは、代表戦129試合目の出場となったミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)が、ゲルト・ミュラー(Gerd Mueller)氏が持つ同国代表歴代最多得点記録に並ぶ通算68ゴール目を挙げた。
クローゼは、39年前の1974年W杯西ドイツ大会決勝、オランダ戦で決勝点を挙げた現在69歳のミュラー氏の持つ記録に肩を並べている。しかしながら、クローゼはミュラー氏の代表戦出場数の倍以上の試合でプレーしている。
また、この試合では、主将のフィリップ・ラーム(Philipp Lahm)が同国代表としては8人目となる100試合出場を達成し、表彰された。さらに、ラームの前に代表で主将を務め、代表通算98試合に出場し、昨年引退したミヒャエル・バラック(Michael Ballack)氏も、試合前にその栄誉をたたえられている。
前半33分、その数分前にシュートを阻まれていたクローゼは、トーマス・ミュラー(Thomas Muller)のクロスがオーストリアのアレクサンダル・ドラゴビッチ(Aleksandar Dragovic)のすねに当たったところを押し込んで先制点を挙げた。
さらにドイツは後半6分、マルコ・ロイス(Marco Reus)のパスを受けたトニ・クロース(Toni Kroos)が、ペナルティーエリアの外側からオーストリアのGKロベルト・アルマー(Robert Almer)が触れることもできないシュートを蹴り込み、リードを広げた。
ここ3試合の親善試合で9失点を喫していたドイツだったが、この日は目に見えて強固な守備を敷いていた。
後半残り10分を過ぎて、ヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は、守備固めとしてクローゼに代えてスベン・ベンダー(Sven Bender)を投入。同43分には、途中出場のベネディクト・ヘベデス(Benedikt Hoewedes)のパスをゴール前で受けたミュラーが3点目を挙げた。
ホームのアリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)で勝ったドイツは、予選3試合を残してグループCの2位以下に勝ち点5差をつけて首位に立っている。10日には、格下フェロー諸島とのアウェー戦を控えている。
予選7試合を終え、ドイツは6勝目を挙げている。唯一の取りこぼしは、4-0から4-4の引き分けに持ち込まれた、昨年10月のホームでのスウェーデン戦のみとなっている。
グループ2位には、同日行われた試合で2-1とアイルランドを下したスウェーデンがつけ、そこから勝ち点3差にオーストリアが続いている。(c)AFP