「ソチ五輪が露反同性愛法の影響を受けてはならない」、IOC会長
このニュースをシェア

【8月19日 AFP】国際オリンピック委員会(International Olympic Committee、IOC)のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)会長が、2014年に開催されるソチ冬季五輪は同性愛者を含む全ての参加者にオープンであるべきだと語った。
ロゲ会長は18日付のドイツ紙ターゲスシュピーゲル(Tagesspiegel)で、「IOCは、スポーツをすることはひとつの人権であると認識しており、民族、性別、性的指向にかかわらず全ての人が参加できるものでなくてはならない」と語った。
「五輪は全ての人にオープンでなくてはならない。それは観客、役員、ジャーナリスト、そしてもちろんアスリートにも当てはまる」
IOC会長を12年間務め来月退任する予定のロゲ氏は、「IOCは五輪が差別なく開催されるよう努力を続ける」と付け加えた。
「この原則を脅かそうとする動きには全力で対抗する」
ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は6月、未成年者に対する「同性愛プロパガンダ」を行った者に罰金を科すことを定めた法案に署名した。
活動家たちは、同法が同性愛者の弾圧に利用されたり、ソチ五輪参加者に対して適用される可能性があると懸念している。(c)AFP