【8月16日 AFP】ロシアの陸上・女子棒高跳び選手、エレーナ・イシンバエワ(Yelena Isinbayeva)が15日、2014年に開催されるソチ冬季五輪に参加する選手は、同国の反同性愛法に従うべきとの考えを示した。

 ロシア政府は6月、「同性愛のプロパガンダ(宣伝)行為」を禁止する法律を成立させた。

 ソチ五輪では、いかなる性的指向を持つ選手でも出場を認めると政府は発表しているが、同時に選手には反同性愛法の厳守が義務付けられている。

 ロシアで外国人が反同性愛法に触れる行為を行った場合、5000ルーブル(約1万5000円)以下の罰金に加え、最長15日間の拘留、及び強制送還に処される可能性がある。

 棒高跳びのスター選手で、母国では多くの若者の憧れの対象であるイシンバエワは、異性愛こそがノーマルであるとの考えを主張し、反同性愛法を守らなければ、選手は法的な処罰を受けるリスクを覚悟しなければならないと述べた。