「私たちは様々な意見に寛容であるとともに、すべての人間を尊重している。しかし人々もロシアの法律を尊重しなくてはいけない。非伝統的な指向(ロシアでは同性愛者の関係のことをこう呼ぶ)を奨励するような言動を取るべきではない」と31歳のイシンバエワは語る。

「非伝統的な指向のプロパガンダ行為は、ロシア国民、ロシア国家、ロシア法を軽視していることに値する。五輪に来るすべての人は、我々の法律を守るべきだ」

 また、イシンバエワは五輪をボイコットしようとする動きには反対していると話し、政治家や活動家はアスリートに影響を及ぼすような言動を慎むべきだと言う。

「論争を起こすことには賛成しない。政治家や、スポーツに関係のない人たちがボイコットを通じて五輪を利用しようとしているのならば、私は反対だ」

(c)AFP/Pirate Irwin