【8月16日 MODE PRESS】英国南西部のバース(Bath)の豪邸に住むシューズデザイナーのマノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)は、およそ3万足のブランドの試作品が家の中にあり、無数のハイヒールが転がっている様子はもはや家というより墓場に近いという。「私は家には住んでいません。靴の博物館に住んでいるのです。“靴の墓場”と言う方が合っていますね!先日のロンドンで起きた洪水で300足ほど失いましたが、いくつかは無事でしたし平気です」と語る。

 控えめなマノロは有名になることが嫌いだと語り、特に自分の姿を写真で見ることはたまらなく嫌なようだ。「酷いと思わないかい?自分の写真を見ると気分が悪くなるよ」

また誰もが羨むシューズコレクションを手がけ数百万ドルの資産を持つマノロだが、お金のことはあまり気にしていないという。「仕事が好きです、ほかには何もありませんしね!実際、私の世代の人たちはあまりお金のことを考えないのではないでしょうか」「私は、楽しくなければ何事もやりませんよ。そういう主義なんです。クレイジーだと言われてもね」

 サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)やカイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)、アナ・ウィンター(Anna Wintour)らを顧客に持つマノロだが、ファッションには興味がないと主張する。「ファッションに興味を持ったことはありません。もちろんファッションの仕事をしているのですが、流行を追いかけたりはしません」(c)Bang Showbiz/MODE PRESS