【8月9日 MODE PRESS】英ジョージ王子がすでに新しい流行の仕掛け人的存在になっている。先月22日にウィリアム王子(Prince William)とキャサリン妃(Catherine,Duchess of Cambridge)の間に誕生した生後2週間目のジョージ王子だが、ロンドンのセントメアリー病院(St Mary's Hospital)を退院する際に包まっていた鳥の絵柄が入ったコットンのスワドルが、その後数時間で完売したことで、イギリスではすでにファッション・アイコンとして騒がれている。ネット上でロイヤルベビーがその可愛らしいおくるみをまとった写真が出回った途端に、ニューヨークに拠点を置く新生児服ブランドの「エイデンアンドアネイ(aden + anais)」に注文が殺到し、同社のサイトが一時ダウンしてしまったほどの人気ぶりだ。同ブランドは9日間で7000件以上の受注があったことで、その商品の売り上げだけでも600%の増収を記録している。

 「エイデンアンドアネイ」のレーガン・モヤ・ジョーンズ(Raegan Moya-Jones)CEOも社員から写真を見せられて初めて、キャサリン妃夫妻が自社のブランケットを購入していたことを知ったようだ。モヤCEOはニューヨーク・デイリー・ニュース(New York Daily News)に「未来のイングランド王がまさか弊社の産着を着て出てくるなんて、夢にも考えませんでした」「最初は嘘だと思いました。なにかの冗談かと思ったからです」と話している。母親のキャサリン妃はどうやら、ロンドンの店舗でモスリンコットン製のそのスワドルを自ら購入していたようだ。

 そんなジョージ王子は早くも母親のキャサリン妃に続いてスタイルアイコンの地位を築いているようだ。キャサリン妃が身に着けるたびに、数多くのハイストリートブランドやデザイナーブランドがそれに呼応した消費者からの莫大な需要を受ける現象は「キャサリン効果」とも呼ばれていて、ファッション界への影響は絶大だ。キャサリン妃が婚約会見の際に着用したネイビーブルーのドレスで「イッサ・ロンドン(Issa London)」には問い合わせが殺到したほか、ジョージ王子のためにキャサリン妃が購入した姿を目撃されてから、モーゼスバスケットの売り上げも急騰したという。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS