フルームが事実上の総合優勝、キンタナがステージ初制覇 ツール・ド・フランス
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■コンタドールはフルームに感服、若手キンタナが歓喜の涙
チーム・サクソ・ティンコフ(Team Saxo-Tinkoff)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)は、フルームと5分11秒差、追われるキンタナとはわずか21秒差の総合2位でこのステージに臨んだ。
しかし、最後の10.3キロメートルの上り坂の序盤でフルーム、キンタナ、ロドリゲスがペースを上げると付いていくことができず、この時点で総合優勝の可能性は事実上消滅した。
サクソ・ティンコフのリーダーであるコンタドールは、フルームの強さを素直に認め、「いつだって、10位で終わるよりは2位のが良いものだが、目標は1位になることだった。今年はもう不可能だ。他の誰よりも優れた選手が1人いる」とコメントした。
一方、単独でフィニッシュラインを切ったキンタナは、初参戦のツールで初ステージ優勝を飾るとともに、総合順位でもフルームと5分3秒差の2位に浮上した。
コロンビア出身のキンタナはこれで、同国出身の選手としては、1988年大会で総合3位に入ったファビオ・パラ(Fabio Parra)氏の成績を25年ぶりに上回り、コロンビアの選手では初となる総合2位を手にすることがほぼ確実になった。
またキンタナは、フルームを11ポイント上回る山岳賞(マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ)のジャージ、さらには新人賞(マイヨ・ブラン)のジャージの獲得も事実上決めている。高度2800メートルの環境で育ち、山道を自転車で学校へ通った23歳のキンタナは、2012年にプロに転向したばかりだった。
キンタナは涙を流しながら、「ツールでこんなに早く成功を手にできるなんて思いもよらなかった。僕はまだ23歳で、今日ここにいられることが信じられない」と報道陣に喜びを語った。
チーム・ユーロップカー(Team Europcar)の新城幸也(Yukiya Arashiro)は18分26秒遅れのステージ91位に入り、総合順位は2時間55分36秒遅れの99位となった。(c)AFP/Justin Davis