【7月9日 AFP】米テキサス(Texas)州のリック・ペリー(Rick Perry)知事(63、共和党)が8日、来年行われる同州の知事選挙に出馬しない意向を表明した。ただし、前回出馬した米大統領選挙への2度目の挑戦に関しては明言を避けた。

 テキサス州知事として在任期間が最長のペリー知事は、自らの将来について決める前に「祈り、じっくり考える」と述べ、現在務めている第3期目が満了する2015年1月をもって知事職を退く考えを明らかにした。

 ペリー知事は同州サンアントニオ(San Antonio)で行われた集会で、「指導者のマントを引き継ぐときが来た」と語り、「これからもテキサスにとって最善となることのために懸命に働き続ける。これからも活発に、この偉大な州を導きたい。また自分自身の将来の道を決めるために祈り、じっくり考え、動きたい」と支持者らを前に述べた。

 強気の物言いで知られるペリー氏は、大統領選挙で当選したジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)前大統領(任期:2001~09年)の後任として2000年に副知事から昇格。2011年には翌年の大統領選挙への出馬を表明、保守強硬派の多くから支持を集めたものの、政策に精通していない部分を露呈したり、失言を繰り返すなどした。

 以降、ペリー氏は2016年の大統領選への出馬についてほのめかしながらも立候補の意思表明には至っていない。ただ、7日の米FOXニュース(Fox News)では、「確かに」選択肢の一つだと語っている。(c)AFP