カヴェンディッシュが第5ステージ制す、総合首位変わらず ツール・ド・フランス
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【7月4日 AFP】2013ツール・ド・フランス(2013 Tour de France)は3日、第5ステージ(カーニュ・シュル・メールからマルセイユ、228.5キロメートル)が行われ、オメガファルマ・クイックステップ(Omega Pharma-Quick Step)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)がステージ優勝を飾った。
総合首位(マイヨ・ジョーヌ)は、オリカ・グリーンエッジ・サイクリングチーム(Orica GreenEDGE Cycling Team)のサイモン・ゲランス(Simon Gerrans、オーストラリア)が守った。
終盤にクラッシュが発生して集団の人数が減る中、難を逃れたカヴェンディッシュはスカイ(Sky Pro Cycling)のエドヴァルド・ボアッソン(Edvald Boasson Hagen、ノルウェー)、キャノンデール・プロ(Cannondale Pro)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)とのスプリント勝負を1車身差で制した。
これでカヴェンディッシュはツールの通算ステージ勝利数を24に伸ばし、ベルギーの伝説的選手であるエディー・メルクス(Eddy Merckx)の34勝まであと10勝に迫った。
100回記念の今大会で2番目に長いこの第5ステージでは、ヴァカンソレイユDCM(Vacansoleil-DCM)のトーマス・デヘント(Thomas de Gendt、ベルギー)がいきなりアタックを仕掛け、チーム・ユーロップカー(Team Europcar)の新城幸也(Yukiya Arashiro)ら6人の選手が逃げ集団を形成した。
6人はスタートから37キロメートルの地点で、この日最大となる約13分差を後続につけたものの、有力なスプリンターを含む集団がゲランズの所属するオリカ・グリーンエッジの面々に牽引されて追走を始めると、差は徐々に詰まっていった。
残り60キロメートルの地点で差はわずか6分ほどに縮まり、その後10キロほど進んだところで逃げ集団は2つに分裂。先頭で逃げるのはデヘントと新城、これがツール初参戦となるアスタナ(Astana Pro Team)の元23歳以下の世界王者アレクセイ・ルシェンコ(Alexey Lutsenko)となっていた。
しかしながらメイン集団は40キロメートル地点で差を5分5秒に縮め、さらにアルゴス・シマノ(Argos- Shimano)、ロット・ベリソル・チーム(Lotto Belisol Team)、オメガファルマ・クイックステップの選手らが追走劇に加わった。
するとゴールから12キロメートルのジネステ(Gineste)峠の頂上でクラッシュが発生し、追走集団の10人以上の選手が落車した。負傷者は出なかったように見えたものの、この影響で第1ステージ勝者のアルゴス・シマノのマルセル・キッテル(Marcel Kittel、ドイツ)、オリカ・グリーンエッジのスプリンター、マシューハーレー・ゴス(Matthew Harley Goss、オーストラリア)らが後れを取った。
それでもメイン集団はわずか19秒差で頂上を越えると、残り4キロメートルのところで、ただ一人逃げ続けていたルシェンコを捉えた。その後の残り数キロメートルでは、後方でさらなるクラッシュが起こり、集団の多くの選手が立ち往生したこともあって、残り1キロメートルでロット・ベリソルのアンドレ・グライペル(Andre Greipel)がレースの主導権を握った。
しかし最後は、残り250メートルを切ったところで勝負に出たカヴェンディッシュが、今季のツール初ステージ優勝を遂げ、グライペルは最終的に5位に終わった。
新城はタイム差なしの65位に入り、総合順位では3分42秒差の71位となっている。(c)AFP/Justin Davis