高速走行可能な猫型ロボットを開発、救助活動での使用に期待 スイス
このニュースをシェア
【6月18日 AFP】猫のように、4本足で高速で走る小型ロボットを開発したと、スイスの研究チームが17日の学術誌「インターナショナル・ジャーナル・オブ・ロボティックス・リサーチ(International Journal of Robotics Research)」に発表した。捜索、救助活動での使用が期待されるという。
スイス連邦工科大学ローザンヌ校(Ecole Polytechnique Federale de Lausanne、EPFL)の研究チームによると、この「子チーター型ロボット」は小型の飼い猫やチーターの幼獣と同じくらいの大きさで、長さ20.5センチメートル、高さ16センチメートル。金属製で、重さは1.1キログラム。
また、最高速度は秒速1.42メートル、時速にして5.1キロメートルと、大人の人間が足早に歩くのと同程度で動くことができ、「30キログラム未満の小型四足歩行ロボットの中では最速」だという。
ロボットには尻尾はあるものの頭部はないが、その動きから、猫をモデルにしたことが容易に分かるという。脚はスプリングを使って腱(けん)を再現し、アクチュエーターや小型モーターを使ってエネルギーを動力に変換し、筋肉の代わりとした。
研究はまだほんの初期段階に過ぎないが、研究チームの長期的な目標は、自然災害時の捜索や救助活動などで使用可能な、より高速で機敏な地面密着型のロボットを開発することだ。(c)AFP
スイス連邦工科大学ローザンヌ校(Ecole Polytechnique Federale de Lausanne、EPFL)の研究チームによると、この「子チーター型ロボット」は小型の飼い猫やチーターの幼獣と同じくらいの大きさで、長さ20.5センチメートル、高さ16センチメートル。金属製で、重さは1.1キログラム。
また、最高速度は秒速1.42メートル、時速にして5.1キロメートルと、大人の人間が足早に歩くのと同程度で動くことができ、「30キログラム未満の小型四足歩行ロボットの中では最速」だという。
ロボットには尻尾はあるものの頭部はないが、その動きから、猫をモデルにしたことが容易に分かるという。脚はスプリングを使って腱(けん)を再現し、アクチュエーターや小型モーターを使ってエネルギーを動力に変換し、筋肉の代わりとした。
研究はまだほんの初期段階に過ぎないが、研究チームの長期的な目標は、自然災害時の捜索や救助活動などで使用可能な、より高速で機敏な地面密着型のロボットを開発することだ。(c)AFP