【6月12日 AFP】米防衛関連コンサルティング企業、ブーズ・アレン・ハミルトン(Booz Allen Hamilton)は11日、米当局が極秘裏に運用していたインターネットと電話記録の監視プログラムをメディアに暴露したエドワード・スノーデン(Edward Snowden)氏(29)を解雇したと発表した。

 同社の声明によると、スノーデン氏は同社の倫理規定と企業方針に違反したとの理由で、6月10日付で解雇された。

 声明では同氏の年収は12万2000ドル(約1200万円)とされているが、これまでの報道では年間20万ドル(約1900万円)の収入があったとされていた。同社の声明からは、この報道が間違っているのか、基本給以外の賞与や手当などを受け取っていたのかは明らかでない。

 スノーデン氏はここ3か月間、ブーズ・アレンに雇用され、監視プログラムの漏えい問題が起きた米国家安全保障局(National Security AgencyNSA)に出向していた。同社は、この問題の調査を行っている当局と密接に協力していくと述べている。(c)AFP