【5月23日 senken h】人気ファッションブロガーに今の自分の思いを綴ってもらう「アッシュ・ブロガーズ・ダイアリー」。今号は「発信するクリエイター」、鈴木淳子さん。

 「大学2年で自分のブランド作りにチャレンジしました。ターゲット、コンセプト、服そしてブランドロゴ・カタログまで。当時は欲しい青の生地がなくて、ダイロンを使ってお風呂で染めることから始めたくらい。でも初めて夢中になれたデザインでした。そこからファッション・デザインを深く勉強し始めて、大学院時代に販売員とモデルを始めたんです。

 大学はデザイン専攻でしたがファッション科ではないので、ファッション業界の仕事やモデルなんて両親も大反対。まさかの反抗期を迎えた感じでしたね(笑)。勢いで一人暮らしを始めたけど、アルバイトに追われ大学院もやっと。160cmで当時25歳の私にモデルのチャンスなんてほぼない。途方に暮れました。ただ、話題になっていた『読者モデル』という社会現象が気になり、そのヒントを追いかけていた時に、ブログのコンテスト『Super Fashion Blogger Award』に応募。運良くファイナリストに残れました。それから就活を投げ出し、毎日セルフポートレートのスタイリングをブログで更新しました。それが今に繋がっています。

 今の自分の本業はデザイン全般・ディレクターだと思います。グラフィック、ウェブ、プロダクトデザイン――イメージが湧くことには全て挑戦します。4月1日には『サーモス』とのコラボ品を発売しました。

 ブログも自分の好きと『らしさ』を表現する感覚。全ての知識と足りない経験を必死に活用してデザイン・情報発信に取り組む毎日です。ファッション、デザイン、写真、そして自分。全てがキーワードだから、どこをどう繋げるか展開するかは自分しだい。ここからが勝負だなとやっと思えています。ひらめきに向かって走り続け、みなさんが一緒に喜べるクリエイティブ人生にしたいです」

<プロフィール>
Junko Suzuki すずき・じゅんこ
セルフポートレート(自画像)を写して始めたファッションブログが話題を呼び、2011年春に大学院修了後、宝島社『sweet』オフィシャルブロガー/アートディレクターとしてキャリアスタート。グラフィック、ウェブ、パッケージ、ロゴ、プロダクトデザインなど幅広い分野に活動領域を広げ、「女性のカワイイと奇麗を軸にした時代とのコミュニケーションデザイン」を制作、発信中。(c)senken h

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