【4月30日 AFP】同性愛を告白した米プロバスケットボール協会(NBA)のジェイソン・コリンズ(Jason Collins)選手に29日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領やNBAのスター選手を初めとする、多くの著名人から称賛のメッセージが寄せられた。

 コリンズは29日発売の「スポーツ・イラストレイテッド(Sports Illustrated)」誌のオンライン記事で、米国の現役プロスポーツ選手として初めて同性愛であることをカミングアウトした。

 オバマ大統領の側近がAFPに伝えたところによると、大統領はコリンズに電話をかけて支持を表明し、「勇気に感銘を受けた」と話したという。

 また、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人も自身のツイッター(Twitter)から「ジェイソン・コリンズ、あなたをとても誇らしく思います!これは我が国にとって大きな一歩です。私たちがついているわ!」とメッセージを投稿した。

 ビル・クリントン(Bill Clinton)米元大統領は、「人々が彼を支援し、彼が得るに値する敬意を払って接することを願う」と声明を発表している。クリントン元大統領の娘チェルシー(Chelsea Clinton)さんは、スタンフォード(Stanford)大学でコリンズと学友だった。

■スポーツ界やセレブリティーからもメッセージ

 米国スポーツ界からも多くのメッセージが送られた中、NBAではマイアミ・ヒート(Miami Heat)のドウェイン・ウェイド(Dwayne Wade)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)のトニー・パーカー(Tony Parker)らスター選手がツイッター上でコリンズを激励した。

 その他、HIV感染を公表した元レイカーズの選手のマジック・ジョンソン(Magic Johnson)氏は「彼を100%応援する」とコメントを送っており、バスケットボール殿堂入りを果たしているアイザイア・トーマス(Isiah Thomas)も「堂々と立っていてください。君を嫌う人よりも、支援する人の方が多い」とエールを送った。

 また、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のファンとしられる映画監督のスパイク・リー(Spike Lee)もコリンズにツイッターでメッセージを届けている。

「ジェイソン・コリンズは美しいことをした。自分らしくあれ。その勇気をありがとう。ホモフォビア(同性愛嫌悪)をスラムダンクしよう」

 自身もレズビアンだということをカミングアウトし、新聞の見出しを賑わせた米女性司会者のエレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)も「ジェイソン、あなたの勇気に感動しました。たくさんの愛を送ります」とメッセージを送った。

 さらにコリンズは同じく同性愛を公言している元NBA選手のジョン・アメーチ(John Amaechi)氏や、元サッカー米国代表のロビー・ロジャース(Robbie Rogers)氏からも称賛を受けた。

 1995年~2003年までNBAに所属し、引退後の2007年にカミングアウトしたアメーチ氏は「ジェイソンにおめでとうと言いたい。彼ほど雄弁で素晴らしいロールモデル(模範となる存在)はいない」とツイートした。

 引退後の今年2月に同性愛を告白したロジャース氏はツイッターで「ムーブメントが起こり始めているのを感じる」とコメントしている。(c)AFP/Jim Slater