【2月23日 AFP】(記事更新、24日写真追加)ノルディックスキー世界選手権2013(Nordic World Ski Championships 2013)は22日、イタリアのバルディフィエメ(Val di Fiemme)でジャンプ女子の個人ノーマルヒルが行われ、W杯総合優勝を決めた高梨沙羅(Sara Takanashi)は2位に入り、銀メダルを獲得した。

 米国のサラ・ヘンドリクソン(Sarah Hendrickson)が合計253.7点を記録し、合計251.0点だった16歳の高梨を抑えて金メダルに輝いた。

 また、オーストリアのジャクリーヌ・サイフリーズベルガー(Jacqueline Seifriedsberger)が合計237.2点で銅メダルを獲得している。

 競技終了後に高梨は、「サラは私の大好きな選手で、彼女のジャンプはすごいと思いました。競技中はいつも彼女のジャンプに注目していて、本当に素晴らしいと思います」とコメントを残した。

「W杯と世界選手権は異なる大会です。いつもベストを尽くすことだけを考え、ここプレダッツォ(Predazzo)でもそれを果たせたと思います」

 一方、ヘンドリクソンはW杯総合優勝を果たしたライバルの高梨を称賛し、今回の勝因は開催地イタリアのコンディションを熟知していたからだと明かした。

「私は2012年にイタリアで開催されたW杯で2勝していて、最長不倒記録も2度更新しています。その経験が大きかった。沙羅は素晴らしいです。本音を明かすと、今大会で勝てるかどうか不安でしたし、とても厳しいと思っていました」

(c)AFP