【1月17日 AFP】ロンドン(London)中心部で16日朝、ヘリコプターが建設中の高層マンションに設置されたクレーンと接触し、墜落・炎上する事故があった。警察によると、操縦士1人と通行人1人が死亡したほか、少なくとも13人が負傷した。事故は朝のラッシュアワー時に起き、付近の車数台が巻き込まれて炎上した。

 ヘリコプターが接触したのは、テムズ川(River Thames)南岸のボクソール(Vauxhall)地区で建設中の51階建て高級マンション「ザ・タワー(The Tower)」の上部にあったクレーン。事故当時、マンションの上部は霧に包まれていた。警察はテロ攻撃の可能性はないとしている。

 ヘリコプターに搭乗していたのは死亡した操縦士のみとみられている。ロンドン・ヘリポート(London Heliport)の関係者によると、操縦士は悪天候のため針路変更を余儀なくされ、墜落現場から5キロ離れた同ヘリポートへの着陸許可を求めていたという。(c)AFP/Alice Ritchie