■最後の五輪に臨んだフェルプス、その超人を追いかけた新鋭

 ロンドン五輪に臨むフェルプスには、2008年の北京大会で8冠を達成していただけに、大きな失敗すれば築き上げた功績に傷がついてしまうというある種のプレッシャーがあっただろう。スタートでつまずいたフェルプスだったが、終わってみれば金メダル4つと銀メダル2つを獲得し、生涯獲得メダル数で歴代トップに躍り出た。

 また、フェルプスは通算18個の金メダルを獲得し、これまで五輪史上最多メダル数の記録を持っていた旧ソ連の体操選手ラリサ・ラチニナ(Larisa Latynina)氏の合計数に並んでいる。

 南アフリカ出身の選手として、ロンドンで五輪史上初となる競泳個人種目の金メダルを獲得したチャド・レクロー(Chad Le Clos)は、これまでの競泳人生がフェルプスへの憧れとともにあったことを公言している。

 そんなレクローの思いは、200メートルバタフライ決勝でフェルプスに勝って優勝を飾るという形で実を結んだ。

■15歳の金メダリストと世界新を樹立した18歳の山口

 女子100メートル平泳ぎを制したリトアニアのルタ・メイルティテ(Ruta Meilutyte)は、この40年間の五輪を通じて、競泳で初めて15歳のチャンピオンとなった。続けて女子800メートル自由形でも15歳のケイティ・レデッキー(Katie Ledecky、米国)が歴代2位のタイムで表彰台のトップに立っている。

 一方、初の五輪出場を逃していた18歳の山口観弘(Akihiro Yamaguchi)が、9月に男子200メートル平泳ぎの世界新記録を更新し、国際舞台に進出する足がかりを作った。(c)AFP/Rebecca Bryan