【12月5日 AFP】オーストラリア・ニューカッスル(Newcastle)の学校で5日、授業の発表会に生徒が手りゅう弾を持ち込み、全校生徒が避難する騒ぎがあった。

 事件があったのはシドニー(Sydney)から160キロ北の同市にある「ハンター・クリスチャン・スクール(Hunter Christian School)」。授業では、生徒が家から珍しいものを持ってきてクラスに見せる「ショー・アンド・テル(show and tell)」と呼ばれる発表会が行われていた。

 生徒が持ち込んだ手りゅう弾は第2次世界大戦(World War II)で使われたパイナップル型モデルで、爆発する恐れはないとみられているが、地元警察当局は、専門チームが安全を確認するまで、今ある教員の机から動かすつもりはないと述べている。入手経路は現在も調査中だという。

 同校には4歳から18歳までが通学しているが、手りゅう弾を持ち込んだ生徒の年齢は明らかにされていない。

 地元警察は「軍需品を所有しているか存在を知っている人は、それに触れたり動かしたりせずに、直ちに警察に連絡するように」と呼び掛けている。(c)AFP