【10月18日 AFP】中国・上海(Shanghai)で、アダルトグッズの人工ペニスを大腸に詰まらせた男性(30)が5日間苦しんだ末に病院に助けを求め、医師らが内視鏡を使って取り除く騒動があった。国営英字紙・上海日報(Shanghai Daily)が18日、報じた。体内から出てきた人工ペニスは全長23センチメートルもあったという。

 同紙によると、病院の医師らはこれほど大きな物体が患者の体内に入っていたことに仰天したと話している。処置があと少し遅れていれば、手遅れになるところだったという。

 男性を担当した医師によれば、人工ペニスは大腸をふさいでしまっており、細胞組織も傷ついていた。内視鏡で除去できなければ外科手術が必要だったという。

 中国では消費文化が拡大するにつれて「性」に寛容な風潮が広がっており、都市部ではアダルトグッズや避妊具を売る店が珍しくない。上海日報によると、アダルトグッズの使い方を誤って病院に駆け込む事例も近年、増加傾向にあるという。

 同紙は、アダルトグッズを使用する際には説明書をよく読み、本来の目的以外では使用しないようにとの医療専門家の見解を紹介している。(c)AFP