【9月12日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選は11日、各地で行われ、グループIの前回王者スペインは1-0でグルジアを下し、白星スタートを切った。

 スペインは本大会へ向けた初戦で、フラストレーションのたまる試合を強いられた。ホームのグルジアは守備の壁を築いて押し寄せるスペインの攻撃を跳ね返し、後半に訪れたゴールキーパー(GK)のギオルギ・ロリア(Giorgi Loria)の負傷交代をも乗り切るかに思われた。

 しかし、スペインは後半41分、ショートコーナーの流れから交代出場のセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)がグラウンダーのボールで折り返すと、ロベルト・ソルダド(Roberto Soldado)が合わせて決勝点を奪った。

 サッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)では思いもよらぬ落選となったバレンシア(Valencia CF)所属のソルダドだったが、ビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督に完璧な答えを出した。

 この勝利でスペインは、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)初戦でスイスに1-0で敗れて以来続いている無敗記録を伸ばしている。(c)AFP/Matthew Collin