【9月8日 AFP】陸上、ダイヤモンドリーグ2012(IAAF Diamond League 2012)第14戦ブリュッセル大会は7日、ベルギーのブリュッセル(Brussels)で行われ、男子110メートルハードルは米国のアリエス・メリット(Aries Merritt)が12秒80の世界新記録で優勝を果たした。

 ロンドン五輪で12秒92を記録し金メダルを獲得したメリットは、2008年にキューバのデイロン・ロブレス(Dayron Robles)が樹立した12秒87を打ち破った。

 メリットはレース後、「良いシーズンの締めくくりに13秒を切るのを狙っていたんだ。あんなに速く走れたなんて信じられないね。何のタイムなんだ?ってビックリしたよ。(レースについて)記憶はないけど、完璧だったと思う。良いスタートが切れて、ハードルで浮かなかった。いろいろな怪我をした後、ようやく自分の可能性に応えることができた。自己最高のシーズンだった」と語った。

 一方、男子100メートルではジャマイカのウサイン・ボルト(Usain Bolt)がスタートで出遅れたものの9秒86で、男子200メートルでは同じくジャマイカのヨハン・ブレイク(Yohan Blake)が19秒54で、それぞれ優勝を飾っている。(c)AFP