【9月6日 AFP】第67回ブエルタ・ア・エスパーニャ(67th Vuelta a Espana)は5日、第17ステージ(サンタンデルからフエンテ・デ、187.3キロメートル)が行われ、チーム・サクソバンク(Team Saxo Bank)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador)が4時間29分20秒でステージ優勝を飾り、総合優勝に大きく近づいた。

 ドーピングによる約2年間の出場停止処分が明けて今大会に臨んでいるコンタドールは、モビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)とスカイ(Sky Pro Cycling)のセルヒオ・エナオ(Sergio Henao)に6秒差をつけてステージを制した。

 レース後、テレビ局の取材に応じたコンタドールは、「最高の瞬間だとは言わないが、勝ちたいという願望は強く持っていた。2位も悪くはないが、私はいつも勝利を目指していた。大きな前進を果たしたと思う。今日の勝利を、いつも支えてくれる家族や友人、ファンに捧げたい」と目に涙を浮かべながら語った。

 第16ステージ終了時点で、総合首位に立っていたカチューシャ・チーム(Katusha Team)のホアキン・ロドリゲス(Joaquim Rodriguez、スペイン)とコンタドールの間には28秒の差があった。

 しかし第17ステージで力強いパフォーマンスを披露したコンタドールは、合計タイム68時間7分54秒でロドリゲスに代わって総合首位に浮上し、同2位のバルベルデには1分52秒差をつけた。

 ツール・ド・フランス(Tour de France)2度の優勝を誇るコンタドールは、2012年2月6日にスポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for SportCAS)から2年間の出場停止処分を受けていた。

 2010年のツール・ド・フランス大会期間中に筋肉増強剤クレンブテロール(clenbuterol)の陽性反応が検出されたことで出場停止処分を受けたコンタドールは、クレンブテロールに汚染された肉を食べたことが原因だと主張していた。

 一方、第95回ジロ・デ・イタリア(2012 Giro d'Italia)でガーミン・バラクーダ(Garmin Barracuda)のライダー・ヘシェダル(Ryder Hesjedal、カナダ)に逆転優勝を許しているロドリゲスは、今大会でグランツール初制覇を目指していたものの、コンタドールから2分28秒遅れの総合3位に後退した。

 アルゴス・シマノ(Argos-Shimano)の土井雪広(Yukihiro Doi)はステージ51位に終わり、首位と2時間33分24秒差の総合119位となった。(c)AFP