【8月2日 AFP】ロンドン五輪は1日、エクセル(ExCeL London)でボクシング男子バンタム級2回戦が行われ、清水聡(Satoshi Shimizu)はアゼルバイジャンのマゴメド・アブドゥルハミドフ(Magomed Abdulhamidov)に17-22で判定負けした。日本はこの判定を不服として提訴した。

 清水は5-12とリードされて迎えた最終ラウンドで、疲れのみえるアブドゥルハミドフを圧倒した。しかしアブドゥルハミドフが勝利という判定が下されると清水は呆然とリングに立ち尽くし、会場を埋めた約1万人の観客からはアブドゥルハミドフに大きなブーイングが起きた。

 清水は自分は怒っていると語り、判定結果には非常にショックを受けて、レフェリーに聞き間違えていないか確かめなければならならないほどだったと話した。また最終ラウンドで相手は何度もダウンしたのだから試合はその時点で止められるべきだったとも述べ、自分が勝者でないことが理解できないと語った。

 国際ボクシング協会(International Boxing AssociationAIBA)の広報はAFPに、この件について調査すると述べた。(c)AFP