【7月11日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記の核開発計画はすでに世界の注目を集めているが、この若き独裁者はこのたび、米国の最も有名な輸出品の1つ、ミッキーマウス(Mickey Mouse)の所有者に挑みかかった。

 9日の報道によると、金第1書記が謎の女性とともに現れた公共イベントで、ステージ上にディズニー(Disney)キャラクターのミッキーマウス、ミニーマウス(Minnie Mouse)、クマのプーさん(Winnie the Pooh)らが登場し、スクリーンにはディズニー映画の『ダンボ(Dumbo)』や『白雪姫(Snow White and the Seven Dwarfs)』が映し出された。

 ディズニーは10日、金第1書記にこのイベントでのキャラクター使用許可を与えていないと発表。さらに米国務省は「(北朝鮮は)国際的な責務を果たし、(知的)財産権に従わなければならない」と懸念を表明した。

 このショーは、米国のアニメキャラクターを中心に据えたという点で異例で、さらにショーには短めの黒いドレス姿の若い女性ミュージシャンらも登場した。(c)AFP