【7月1日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)は30日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第16シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は7-6、6-4、6-7、6-7、17-15で米国のサム・キュエリー(Sam Querrey)を破り、4回戦に進出した。

 約4000人が見つめた第2コートでの一戦は、日没後の現地時間午後9時2分まで続き、最終セットに2時間7分を費やすなど試合時間は計5時間31分にまで及んだ。これは1989年大会での5時間28分を上回り、大会史上2番目に長い試合となった。

 ウィンブルドンの史上最長試合は、2010年大会で行われたジョン・イズナー(John Isner、米国)とニコラ・マウー(Nicolas Mahut、フランス)との対戦で、3日間にわたり合計11時間5分にも及んだ試合はイズナーが6-4、3-6、6-7、7-6、70-68で勝利している。

 29本つづいたラリーを制してマッチポイントを得たチリッチは、続くサーブでキュエリーのリターンアウトを誘い勝利を収めた。

 試合後、キュエリーと健闘を称えあったチリッチは、ガッツポーズを見せて喜びを表した。(c)AFP