【6月22日 AFP】独スポーツ用品大手アディダス(Adidas)社は21日、ウクライナとポーランドが共催しているサッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)でレプリカユニフォームの売り上げが急増し、2012年のサッカー関連商品の収入が過去最高を記録する見通しであることを明らかにした。
 
 この日行われた記者会見でアディダス社のヘルベルト・ハイナー(Herbert Hainer)最高経営責任者(CEO)は、今年のユニフォームの売り上げだけでW杯南アフリカ大会が開催された2010年を上回る16億ユーロ(約1600億円)以上になるとの見解を示している。

 2011年のアディダス社の売上高は、傘下のリーボック(Reebok)やテイラーメイド・ゴルフ(TaylorMade Golf Brand)を含め、130億ユーロ(約1兆3000億円)に達している。

 ハイナーCEOは、欧州選手権の優勝候補に挙げられているスペイン代表チームのユニフォームが同国内だけで100万枚近く売れていることを明らかにし、財政危機に陥っているスペインでの好調な売り行きは想定外だったとして、「スペイン経済が低迷していることは誰もが知っている」と語った。

 一方、同じく大会優勝候補に挙げられているドイツでは、不況の影響を受けていないことがユニフォームの売り上げに反映されており、100万枚以上の販売数は過去最高となっている。

 また、アディダス社は欧州選手権の公式ボールを手がけており、同部門の販売数でも過去最高記録を上回る700万個が売れる見通しが立てられている。

 欧州選手権で準々決勝まで勝ち残ったチームでは、ドイツ、スペイン、ギリシャがアディダス社、ポルトガルとフランスがナイキ(Nike)社、チェコとイタリアがプーマ(Puma)社、イングランドがアンブロ(Umbro)社のシャツを着用している。
 
 アディダス社のハイナーCEOは、レプリカユニフォームの好調な売り上げの追い風になるとして、スペイン代表とドイツ代表による決勝戦を望んでいると語った。(c)AFP